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僕は橋が大好きだ。
自分のいる世界から別世界へたった1本の道で繋いでくれる。今まで見たこともない世界へ導いてくれる橋は僕にとって偉大な建築物と言っていい。
長い橋、螺旋状の橋、高いところにある橋など様々だが、中でも高低差のある橋が大好き。まるで人生を描いているような姿に魅了される。
夏休み目前、急に席替えが始まりカコちゃんが隣になった。カコちゃんは3年間片思いだった女の子。夏休み前までのホントに短い期間だけど僕にとって最高の時間となった。スマホで橋の写真を見ていたら、『何見てるの?』って話かけられ橋の話を始めた。自分で熱く語ってしまっている事は分かっていたけど止まらない。その可愛い笑顔で『うんうん』と頷かれたら止まるわけがない。
『私も好き』
話が止まった。
高低差のある橋の話をしている時だ。
「私も高い橋好きだよ、入学式の時から」
ドキドキと心臓の高鳴りが耳を打つ。僕の名前は高橋だ。
自分のいる世界から別世界へたった1本の道で繋いでくれる。今まで見たこともない世界へ導いてくれる橋は僕にとって偉大な建築物と言っていい。
長い橋、螺旋状の橋、高いところにある橋など様々だが、中でも高低差のある橋が大好き。まるで人生を描いているような姿に魅了される。
夏休み目前、急に席替えが始まりカコちゃんが隣になった。カコちゃんは3年間片思いだった女の子。夏休み前までのホントに短い期間だけど僕にとって最高の時間となった。スマホで橋の写真を見ていたら、『何見てるの?』って話かけられ橋の話を始めた。自分で熱く語ってしまっている事は分かっていたけど止まらない。その可愛い笑顔で『うんうん』と頷かれたら止まるわけがない。
『私も好き』
話が止まった。
高低差のある橋の話をしている時だ。
「私も高い橋好きだよ、入学式の時から」
ドキドキと心臓の高鳴りが耳を打つ。僕の名前は高橋だ。
その他
公開:18/07/03 14:31
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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