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幼児用雑誌の付録にパズルが入っていた。黄色い丸と緑の三角と赤い四角のブロック。それと、それぞれの形の穴が開いたボード。
これで知能を鍛えるわけだな。
息子の前にブロックを置くと、息子は丸のブロックを手にして迷わず四角の穴に押し込んだ。
「お、簡単だったね。ピッタリと丸いブロックが四角の穴に…入ってねーよ!」
1歳児相手にノリツッコミをかました。
ぱちぱち…
息子が手を叩いて喜んだ。
「拍手はいらん!」
気を取り直して、三角のブロックを息子に渡す。これも迷わずに丸い穴へ。
「又間違えてる!」
ぱちぱち…
「だから拍手はいらない!」
これが最後。私は四角のブロックを息子に渡すと今度は三角の穴に。
「全部間違えてんじゃねーか!」
ぐりぐり…
「押し込んでも入らない!」
ぱちぱち…
「もうええわ!パパ辞めさせてもらいます。どうもありがとうございましたー」
やばい。
息子は笑いの天才かもしれない。
これで知能を鍛えるわけだな。
息子の前にブロックを置くと、息子は丸のブロックを手にして迷わず四角の穴に押し込んだ。
「お、簡単だったね。ピッタリと丸いブロックが四角の穴に…入ってねーよ!」
1歳児相手にノリツッコミをかました。
ぱちぱち…
息子が手を叩いて喜んだ。
「拍手はいらん!」
気を取り直して、三角のブロックを息子に渡す。これも迷わずに丸い穴へ。
「又間違えてる!」
ぱちぱち…
「だから拍手はいらない!」
これが最後。私は四角のブロックを息子に渡すと今度は三角の穴に。
「全部間違えてんじゃねーか!」
ぐりぐり…
「押し込んでも入らない!」
ぱちぱち…
「もうええわ!パパ辞めさせてもらいます。どうもありがとうございましたー」
やばい。
息子は笑いの天才かもしれない。
その他
公開:18/07/03 10:16
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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