タオル

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辛い、汗がだくだく。

両手で捧げ持つタオルに、うつむいて顔をうずめる。

タオルはそのままに、顔の方を上げていって正面を向き、布地の端が鼻の頭に差し掛かったところで目を開けると、同じように、タオルで口元を覆う相棒と目が合う。

二人で苦笑い。

汗は、ほおばるごとに、したたり、目に入るほど。

再びタオルを眼がしらに押し当てた、その時。

うわあ、しみる、ヤバい、目がああ、目がああ!

唇についたスパイスがタオルにつき、さらに、それが目に入ったのだと理解した。

「な、なにか、ぬぐうものを!」

「これを使え!」

懸命に差し出した手に、あわてた相棒が、即座に布を乗せてくれた。

これで、ぬぐえば、少しはましに・・・
その他
公開:18/07/04 04:00

誰か

心楽しい読書になりますように。

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