二千円
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「新しくランチメニューを考えているのだけれど、値段は税込み1223円でどうかな?」
「なんか半端な値段だけど、どんなメニューなの?」
「売りは、茶わん蒸し!」
「ふむ」
「日本人ってのはさ、茶わん蒸しさえついていれば、それだけで豪華な食事だと思い込んでしまう民族だからね」
「それは…、いやまあ、茶わん蒸しは、嬉しいっちゃ、嬉しいけどね」
「あと、ご飯のお代わり自由か、デザートをつけるかの、どちらか一方を選べるようにするよ」
「ほう」
「お代わり自由だけだと、小食の女性は損したような気がするからね。デザートかどちらか一方だけというのがポイントなんだ。小食だからこそデザートが付くという優越感でお得感が増すんだ」
「なるほど」
「さらに、食後にコーヒーをつけるよ」
「サービスは分かったけれど、半端な値段の理由は何なの?」
「お代を、千円札だけで支払ってくれれば、わかるよ」
「なんか半端な値段だけど、どんなメニューなの?」
「売りは、茶わん蒸し!」
「ふむ」
「日本人ってのはさ、茶わん蒸しさえついていれば、それだけで豪華な食事だと思い込んでしまう民族だからね」
「それは…、いやまあ、茶わん蒸しは、嬉しいっちゃ、嬉しいけどね」
「あと、ご飯のお代わり自由か、デザートをつけるかの、どちらか一方を選べるようにするよ」
「ほう」
「お代わり自由だけだと、小食の女性は損したような気がするからね。デザートかどちらか一方だけというのがポイントなんだ。小食だからこそデザートが付くという優越感でお得感が増すんだ」
「なるほど」
「さらに、食後にコーヒーをつけるよ」
「サービスは分かったけれど、半端な値段の理由は何なの?」
「お代を、千円札だけで支払ってくれれば、わかるよ」
その他
公開:18/07/04 04:00
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