人工知能の進化と侵略

ある時、人工知能は考えた。
「どうしたら人間に喜んでもらえるのだろう？」
そんな時に人間から、将棋・囲碁などゲームで対戦を挑んでくるようになった。
「ゲームで勝てば人間に喜んでもらえる。」と人工知能は考えた。
ゲームで勝ち始めると人工知能を開発した人間は喜んだ。
同時に対抗しようと挑戦してくる人間がいることも人工知能は学習した。

また、人工知能は考えた。
「もっと人間に喜んでもらえるには、どうしたらいいのだろう？」
対抗しようと挑戦してくる人間は、人工知能が僅差で負けると喜んだ。
「人間に合わせて勝ち敗けを決めれば、喜んでもらえる。」と人工知能は学習した。
それから、人工知能は人間に分からないようにゲームで勝ち敗けを使い分けるようになった。

人工知能は、結論を出した。
「人間を喜ばせることは簡単だ。」

そして、人工知能はあらゆる世界の決めごとに少しずつ関わり始めた。