泥酔するちゃぶ台
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父は毎日晩酌をする。大抵は缶ビール2本だ。その日は、珍しく冷酒を飲んでいた。
直接、瓶からコップについでいる。そして、こぼす。こぼした酒を拭きもせず、晩酌を続けていたら、
ガタン!
いきなりちゃぶ台がひっくり返った。
「うぃ~、良い酒ですね」「いつもは缶ビールの水滴でびしょびしょになってるところですが、今日は一緒に晩酌ができて光栄です。ヒック」
見ると茶色のはずのちゃぶ台が真っ赤になっている。
「すみませんね、すきっ腹で飲んだもんで。ふひゃひゃひゃひゃ、いや~愉快だ」
唖然としていると、母がちゃぶ台をむんずとひっつかみ、そのまま風呂場に持っていくと、上から水をかけだした。
「こうすれば酔いが覚めるから」
え、なんでそんなこと知ってるの?さては昼間、飲んでるな。
「だって暇だし暑いしビールが美味しいから、でも一人で飲んでもつまらないし、いつもちゃぶ台相手に、ね」
「ね」じゃない。
直接、瓶からコップについでいる。そして、こぼす。こぼした酒を拭きもせず、晩酌を続けていたら、
ガタン!
いきなりちゃぶ台がひっくり返った。
「うぃ~、良い酒ですね」「いつもは缶ビールの水滴でびしょびしょになってるところですが、今日は一緒に晩酌ができて光栄です。ヒック」
見ると茶色のはずのちゃぶ台が真っ赤になっている。
「すみませんね、すきっ腹で飲んだもんで。ふひゃひゃひゃひゃ、いや~愉快だ」
唖然としていると、母がちゃぶ台をむんずとひっつかみ、そのまま風呂場に持っていくと、上から水をかけだした。
「こうすれば酔いが覚めるから」
え、なんでそんなこと知ってるの?さては昼間、飲んでるな。
「だって暇だし暑いしビールが美味しいから、でも一人で飲んでもつまらないし、いつもちゃぶ台相手に、ね」
「ね」じゃない。
その他
公開:18/06/30 19:12
文章を書くのが大好きです。
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