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華ちゃんはみた。鳩をみた。鳩はいっぱい、足元に来る。近づいてもギリギリいっぱい駆け足して、迷惑そうに飛んでいく。
そんな中で華ちゃんはみた。首から上をフードみたいに後ろに倒して、小さな葉巻を吸ってる小さいおじさんの頭の鳩をみた。羽でお腹をかきながら、眠たそうにしている。
華ちゃんがあんぐり口を開けてると、おじさんも気がついてあんぐりした。いそいそとフードを被ると、普通の鳩のフリをした。それでも華ちゃんが見ていると、おじさんはフードを脱いで「嬢ちゃん、これには訳があるんだよ」と話しかけてきた。
華ちゃんは「おじさん何してるの?」と聞いた。「日雇いのバイト」とおじさんは応えた。
「おじさんは公園に癒しを振りまく仕事をしているんだよ」
「いつもここにいるの?」
「いや、明日は猫の仕事。次はわからねぇな」
おじさんはヘヘッと笑った。
「だから、あんまいじめないでね」
華ちゃんはおじさんと約束した。
そんな中で華ちゃんはみた。首から上をフードみたいに後ろに倒して、小さな葉巻を吸ってる小さいおじさんの頭の鳩をみた。羽でお腹をかきながら、眠たそうにしている。
華ちゃんがあんぐり口を開けてると、おじさんも気がついてあんぐりした。いそいそとフードを被ると、普通の鳩のフリをした。それでも華ちゃんが見ていると、おじさんはフードを脱いで「嬢ちゃん、これには訳があるんだよ」と話しかけてきた。
華ちゃんは「おじさん何してるの?」と聞いた。「日雇いのバイト」とおじさんは応えた。
「おじさんは公園に癒しを振りまく仕事をしているんだよ」
「いつもここにいるの?」
「いや、明日は猫の仕事。次はわからねぇな」
おじさんはヘヘッと笑った。
「だから、あんまいじめないでね」
華ちゃんはおじさんと約束した。
その他
公開:18/06/28 16:47
更新:18/06/28 17:17
更新:18/06/28 17:17
キモかわいい
鳩をいつか捕まえたい
小さいおじさん
飛ばねえ鳩はただのおじさん
400文字の面白さに惹かれて始めました!
文字や詩のようなものを書くのが趣味です。
情緒不安定気味でアゲサゲ落差のひどい人間ですw
いろんな方々の作品を読んで、心を豊かにしていきたいです。
無料の電子書籍をつくりました。
『ショートショート作品集カプセルホテル【】SPACE』
a.co/1VIyjHz
『枇杷の独り言』
ショートショートコンテスト『家族』最優秀賞頂きました。
写真は全て自前でやっています(笑)
こちらで写真を紹介、ハガキにと販売しております!
https://minne.com/@sakoyama0705 - ハンドメイドマーケットminne(ミンネ)
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