眠れない

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「はぁ…」
「ちょっと大丈夫?目の下、凄いクマだよ」
「ごめん…最近睡眠不足でさ…」
「何かあったの?」
「枕が変わって眠れなくなったの…」
「ミキ、昔から細かいところあったね」
「自分に合った枕探すのって意外と大変でさ…」
「そうなんだ…じゃあ、私の枕貸してあげようか?なーんて…」
「貸してくれるの!お願い!貸して!」
その勢いに驚いた。
「分かった…じゃあ、今日取りに来る?」
「取りに来るというか…呼んでもらえる?」
呼ぶ?何を言っているんだろう?
「私の丁度いい枕って、私の元カレで今、マキの彼氏の和也の腕枕なの」
言葉に詰まる私。
「誤解しないで。マキと和也が付き合うことに不満はないの。私は枕として、和也の腕が欲しいの。そうだ、この前通販で万能包丁買ったんだ。マキ、これで和也の腕切ってきてくれない?」
ミキの血走った目に恐怖を感じた私は逃げ出した。
あの顔を思い出すと今夜も眠れない…
ホラー
公開:18/06/26 19:10

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