台風のメガネレンズ

「ちょっと今回の台風17号は迷走してますね。」と気象予報士が言うように、台風17号は真っ直ぐ北上していたかと思いきや南下、そして右や左にと道に迷っているかの様な動き方だ。

専門家が台風を調べてみると、台風の目が大きくなったり細くなったりしていることが分かった。どうやら、視力が悪く行き先が見えていないらしいとの報告がされた。
国は急いで超巨大メガネレンズ作り上げ、ヘリコプター100機を使い、台風の目に近づく。
視力の悪い台風17号は、悪者が来たのかと勘違いし時折暴風雨で抵抗する。ヘリコプター操縦士全員の団結力を発揮して何度かの暴風雨をくぐり抜け、台風17号の目になんとか設置することが出来た。

大きくパッチリと開かれた台風17号の目。しばらく停滞後、迷いもなく真っ直ぐに北上し始めた。
台風一過の久しぶりの青空に加え、台風助けが出来た心地良さが一層みんなの気分を清々しくさせた。