保育園

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朝の出勤がてら、タロウを保育園に送っていくのが日課だ。ママチャリの前に付けたチャイルドシートにタロウを乗せる。すれ違った女子高生が「ヤバイ!超カワイイ」と言っているのが聞こえる。そうだろうそうだろう。タロウは1歳のかわいい盛り。鼻高々である。

保育園に着いた。先生に体調などを報告し、「今日もよろしくお願いします」と言うと、察したのかタロウが寂しそうに鳴きだす。「今日は定時でお迎えに来るからね」頭を撫でて言い聞かせる。この時が一番つらい。心を鬼にして園を後にし、駅までママチャリを走らせる。

それにしても、犬の保育園ができてくれて本当に助かっている。残業で遅くなる時などは特にだ。お腹を空かしていないか、寂しがっていないかと、心配で心配で仕事が手につかない。

明日は休日だ。思いっきり遊んでやるからな。最近、俺よりも園の先生に懐いている気もするが、気にしない。明日は遊び倒すぞー。
その他
公開:18/06/23 21:49

いづみ( 東京 )

文章を書くのが大好きです。

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