真っ直ぐ前を向くの
3
16
「ちゃんと前を向いて歩きなさい!」先生から厳しい言葉が飛ぶ。「何度言ったらできるの!前を向くの前を!」
わかってるよ、わかってるけど出来ないんだよ。
僕はムカデ。今、みんなで歩く練習をしているんだ。僕は鳥に食べられそうになったことがあって必死に逃げた。助かったけど代わりに右足2本無くした。だから真っ直ぐ歩きたいんだけどどうしても曲がってしまう。
『真っ直ぐ歩きたいんだよ!でも出来ないんだ!』って声に出したら楽になるのかなぁ。
「やる気ある?前を向いて歩きなさいって言ってるの」先生はキツく僕に言う。泣いちゃダメだ、泣いちゃダメだって思うと涙が溢れ出てきた。
「僕には足が足りないから真っ直ぐ歩けないんだ!」我慢できずに言ってしまった。
「わかってるよ。わかってるからこそ真っ直ぐに歩いて欲しいの。下ばかり見ていたらダメ。真っ直ぐ前を向くの」先生はそう言い僕の涙を優しくぬぐってくれた。
わかってるよ、わかってるけど出来ないんだよ。
僕はムカデ。今、みんなで歩く練習をしているんだ。僕は鳥に食べられそうになったことがあって必死に逃げた。助かったけど代わりに右足2本無くした。だから真っ直ぐ歩きたいんだけどどうしても曲がってしまう。
『真っ直ぐ歩きたいんだよ!でも出来ないんだ!』って声に出したら楽になるのかなぁ。
「やる気ある?前を向いて歩きなさいって言ってるの」先生はキツく僕に言う。泣いちゃダメだ、泣いちゃダメだって思うと涙が溢れ出てきた。
「僕には足が足りないから真っ直ぐ歩けないんだ!」我慢できずに言ってしまった。
「わかってるよ。わかってるからこそ真っ直ぐに歩いて欲しいの。下ばかり見ていたらダメ。真っ直ぐ前を向くの」先生はそう言い僕の涙を優しくぬぐってくれた。
ファンタジー
公開:18/09/01 14:15
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
ログインするとコメントを投稿できます