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僕は朝顔。こんな夏の終わりに花を咲かせた。だってみんなと同じ夏の暑い時に咲いたって誰も僕を見てくれないじゃないか。
僕は塀の一番高いところで花を咲かせた。そりゃ地面に一番近いところで咲いた方が楽に決まってる。でも高みを目指して頑張ってると生きているって実感するんだ。みんな面倒くさいとかアホらしいとか言ってるけど、この塀の上の景色を知らない。ここの風、ここからの景色、永遠に感じていたいよ。僕達の人生なんて一瞬しかないのにさ、もったいないよ。
僕はとてもとても小さい花。でも大きさなんて関係ない。花をめいいっぱい開いているかだ。それにこの時期この塀の上には僕しか居ない。だから、誰にも邪魔されず自分らしい大輪の花を咲かせた。
男の人が写真撮っていった。「よく頑張ったなぁ」って声も掛けてくれた。
僕は朝顔として誇り高く花を咲かせた。
僕は塀の一番高いところで花を咲かせた。そりゃ地面に一番近いところで咲いた方が楽に決まってる。でも高みを目指して頑張ってると生きているって実感するんだ。みんな面倒くさいとかアホらしいとか言ってるけど、この塀の上の景色を知らない。ここの風、ここからの景色、永遠に感じていたいよ。僕達の人生なんて一瞬しかないのにさ、もったいないよ。
僕はとてもとても小さい花。でも大きさなんて関係ない。花をめいいっぱい開いているかだ。それにこの時期この塀の上には僕しか居ない。だから、誰にも邪魔されず自分らしい大輪の花を咲かせた。
男の人が写真撮っていった。「よく頑張ったなぁ」って声も掛けてくれた。
僕は朝顔として誇り高く花を咲かせた。
ファンタジー
公開:18/09/01 13:52
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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