君と僕との間の距離
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「触るな!キモい!ヘンタイ!!!」
小学1年の時、僕が女子に言われた言葉だ。
きっかけはもう忘れた、忘却の彼方へ沈めた。
いや、忘れたかった、中学生になるまで言われ続けたから。
仕事以外で、誰かと話をするにしてもその言葉が身体を縛り付け、臆病になる。
30になっても居続け、このことは誰にも言えないまま。
今も、好きな人が目の前にいる、でも周りの邪魔にならないように会話には割り込まない。
椅子1つ分の距離なのに近くて遠い距離。
手を伸ばせば君に届くのに。
そんなことを知らない君は、笑顔を振りまきながら楽しそうに話す。
ここで話すのを逃したら、君との距離が離れていく気がした。
やらないで後悔するより、やって後悔しろ。
ふとその言葉が脳裏に浮かぶ。
僕は右手を精一杯伸ばし君の肩を恐る恐る叩く。
「久しぶり」
君は笑顔で僕を見返した。
挑戦は成功したけど、頭の中は真っ白。
さあどうしよう
小学1年の時、僕が女子に言われた言葉だ。
きっかけはもう忘れた、忘却の彼方へ沈めた。
いや、忘れたかった、中学生になるまで言われ続けたから。
仕事以外で、誰かと話をするにしてもその言葉が身体を縛り付け、臆病になる。
30になっても居続け、このことは誰にも言えないまま。
今も、好きな人が目の前にいる、でも周りの邪魔にならないように会話には割り込まない。
椅子1つ分の距離なのに近くて遠い距離。
手を伸ばせば君に届くのに。
そんなことを知らない君は、笑顔を振りまきながら楽しそうに話す。
ここで話すのを逃したら、君との距離が離れていく気がした。
やらないで後悔するより、やって後悔しろ。
ふとその言葉が脳裏に浮かぶ。
僕は右手を精一杯伸ばし君の肩を恐る恐る叩く。
「久しぶり」
君は笑顔で僕を見返した。
挑戦は成功したけど、頭の中は真っ白。
さあどうしよう
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公開:18/08/30 23:15
スレイヤーズの影響を多大に受け、ライトノベル作家を目指すが現実の厳しさにその夢を諦める。
ただ、お話を書くことが好きで、仕事をしつつ、不定期に投稿させてもらってます。
その内400字でバトルもの書きたいなと。
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