タテニヨンデ
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ある日、ポストに届いた謎の手紙。
そこには、短い詩が書かれていた。それを以下に記す。
あなたとふたりの
夏の終わりのひととき
楽しい夏のひととき
「初めてよ、こんなステキな夏は」
わたしは白いワンピース
「楽しかったかい?」と
白いシーツに顔
を…
うずめてたあなたも
雷鳴が響く部屋
「ギターを弾こうか?」
って
楽しそうなあなたも
指でわたしの唇をなぞり、君に合う
ルージュは
サクラ色だね、と
泣きそうな顔で言う
愛しいあなたも…好きなの
詩の最後には、赤く震えた字で…こう書いてあった。
ネェ、シ ヲ タテニヨンデ
そこには、短い詩が書かれていた。それを以下に記す。
あなたとふたりの
夏の終わりのひととき
楽しい夏のひととき
「初めてよ、こんなステキな夏は」
わたしは白いワンピース
「楽しかったかい?」と
白いシーツに顔
を…
うずめてたあなたも
雷鳴が響く部屋
「ギターを弾こうか?」
って
楽しそうなあなたも
指でわたしの唇をなぞり、君に合う
ルージュは
サクラ色だね、と
泣きそうな顔で言う
愛しいあなたも…好きなの
詩の最後には、赤く震えた字で…こう書いてあった。
ネェ、シ ヲ タテニヨンデ
ホラー
公開:18/08/28 00:00
更新:18/08/29 00:08
更新:18/08/29 00:08
書くこと、読むことが大好きな社会人3年生。
青空に浮かぶ白い雲のように、のんびり紡いでいます。
・プチコン「新生活」 優秀賞『また、ふたりで』
・ショートショートコンテスト「節目」 入賞『涯灯』
note https://note.com/sumire_ssg
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