夏の日の思い出
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ボクは中学3年の夏、クラスメイトのM子の家を訪ねた。クラスメイトといっても会話を交わしたことはほとんどなく、ボクの一方的な片思いだった。M子の家は友達から聞いてだいたいの見当はついていた。
「M子は高校はどこを受験するのかな」
そんなことを考えていたら、急にM子の顔が見たくなったのだ。
ボクは自転車でM子の家を目指した。強い日差しも気にならなかった。
「家の近くにいけば顔が見えるかも」
ボクは何かに憑かれたようにペダルを漕いでいた。
M子の家はずいぶんと山深いところにあった。ボクは家にたどり着いたものの、ドアをノックする勇気はなかった。家を見ただけでその場をあとにしたが、その家がとても気に入り、M子のことがもっと好きになってしまった。
いま、ボクはその家でM子と暮らしている。
「M子は高校はどこを受験するのかな」
そんなことを考えていたら、急にM子の顔が見たくなったのだ。
ボクは自転車でM子の家を目指した。強い日差しも気にならなかった。
「家の近くにいけば顔が見えるかも」
ボクは何かに憑かれたようにペダルを漕いでいた。
M子の家はずいぶんと山深いところにあった。ボクは家にたどり着いたものの、ドアをノックする勇気はなかった。家を見ただけでその場をあとにしたが、その家がとても気に入り、M子のことがもっと好きになってしまった。
いま、ボクはその家でM子と暮らしている。
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公開:18/08/26 20:42
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