その人が退けたい

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視線を感じた気がした。
島田さんが座って本を読んでいる。
気のせいだったようだ。
僕は美代ちゃんと話を続ける。
幼馴染の美代ちゃんとは、昔のことをよく話す。
また視線を感じた。
島田さんは教室を出ていった。
その後、美代ちゃんと昔公園で遊んでいたときのことを話していると、
「美代ちゃん、先生が呼んでいたよ」
島田さんは美代ちゃんに言った。
「うん、わかった。ありがとう。またね」
美代ちゃんは軽く手を振った。
僕も手を振り返していると、島田さんが僕の中指を引っ張った。
「いてて。何すんのさ」
「別に」
「そういえば、さっき美代ちゃんと」
「その話はいいよ。ところで」
「うん、何?」
「この本読んだ? 面白かったよ」
「ううん。あんまり興味ないかなあ」
「ふーん。さっき楽しそうだったね」
「何が?」
「美代ちゃん」
「そう?」
「そうだった」
島田さん、機嫌悪いのかな?
先生に怒られたのかな?
青春
公開:18/08/28 00:04

undoodnu( カントー地方 )

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