これのジャンルってなに

こっくりこっくり、おっと、眠りに落ちるところでした。
目も覚めたところで、そうですねえ、今日はドッキリのお話でもしましょうか。
ドッキリの中でも逆ドッキリというのがありますね。ドッキリを仕掛けられる側が、ドッキリの内容を知っているというものです。
オーソドックスに落とし穴にしましょうか。
「こっちこっち、おいでおいで」
「今行くよ」
そうそう、彼女の所へ行くまでの間に、落とし穴があるんです。よーく見てみて。ほら、地面が不自然に盛り上がっているでしょう。
人間、わかっていると、なかなか穴に落ちるのは難しいものです。そこを、無理して落ちるんですよ。そこを、ね、無理に落ちる。
地面のつなぎ目を見ていると、くらくらとして、だんだんと意識がなくなってきます。
こっくりこっくり、おっと、眠りに落ちるところでした。
ねむりにおちる。
ね、無理にオチるでしょう。
これだから、逆ドッキリは難しいんですよね。