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遊園地で僕と彼女は恐怖の館に入った。ゲストは僕達だけだ。案内された部屋の椅子に座り、アイマスクとヘッドホンを装着すると扉の閉まる音がした。
「只今、園内に殺人犯がいるとの情報が入りました。避難誘導致します。今暫くお待ち下さい」バタンッ!「キャアア!」ドガッ!「殺さないで!ギャア!」凄い臨場感だ。まるで隣の部屋で殺人が起こっているようだ。バンッ!「ここにもいたかぁ」ギシッ、ギシッ。凄い。足音が一歩一歩近づいてくる。「まずはお前だ!」「キャアア!」彼女の悲鳴。僕の顔に水飛沫がかかる。血の演出、凄い。と、僕の頭が掴まれた。口臭が鼻にかかる。「最後はお前だ」耳元で殺人鬼の声がする。
これ本当にアトラクション?唇が震え体が痙攣した。恐怖で心臓が爆発しそうだ。限界だ。僕はアイマスクを外した――。
目の前にはロボットアーム。臭い息を出すホース。そして僕のリアクションに爆笑する彼女…。
怖すぎるだろ!
「只今、園内に殺人犯がいるとの情報が入りました。避難誘導致します。今暫くお待ち下さい」バタンッ!「キャアア!」ドガッ!「殺さないで!ギャア!」凄い臨場感だ。まるで隣の部屋で殺人が起こっているようだ。バンッ!「ここにもいたかぁ」ギシッ、ギシッ。凄い。足音が一歩一歩近づいてくる。「まずはお前だ!」「キャアア!」彼女の悲鳴。僕の顔に水飛沫がかかる。血の演出、凄い。と、僕の頭が掴まれた。口臭が鼻にかかる。「最後はお前だ」耳元で殺人鬼の声がする。
これ本当にアトラクション?唇が震え体が痙攣した。恐怖で心臓が爆発しそうだ。限界だ。僕はアイマスクを外した――。
目の前にはロボットアーム。臭い息を出すホース。そして僕のリアクションに爆笑する彼女…。
怖すぎるだろ!
その他
公開:18/08/23 22:24
更新:18/08/24 10:18
更新:18/08/24 10:18
何度でも入れる殺人現場
スクー
ホラーは書かないと言ったはずだ
月の音色リスナーです。
ようやく300作に到達しました。ここまで続けられたのは、田丸先生と、大原さやかさんと、ここで出会えた皆さんのおかげです。月の文学館は通算24回採用。これからも楽しいお話を作っていきます。皆さんよろしくお願いします。
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