幼馴染と墓前で一杯
4
31
夫の卓三の三回忌。お寺で法要をしてから、お墓参りに来た。住職も一緒に参ってくれる。
「今日は来られなかったけれど、卓也もタイで元気でいるようですよ」
いつも見ていて知っているとは思うものの、お墓の前に来るといろいろと話しかけてしまう。
そのとき、何かがすう~と近づいてきた。周りの空気が冷たくなる。
「あちらの川浪さんからです」住職が静かな声で言う。
指されたほうをみると、若いご夫婦がこちらを見ている。
会釈をすると、女性のほうが話しかけてきた「お父さんが洋子さんと話がしたいと言うので」
ああ、川浪さんって幼馴染のヨッチャン。ということは、今ヨッチャンが隣にいるの?
試しに話しかけてみる「ヨッチャン?久しぶり」
すると頭の中に声が響く。「はは。久しぶりヨーコちゃん。卓三さん、ちょっとヨーコちゃん借りるよ」
住職がお酒をくれた。「どうぞ、ごゆっくり」
お供え物つまみに一杯やりますか。
「今日は来られなかったけれど、卓也もタイで元気でいるようですよ」
いつも見ていて知っているとは思うものの、お墓の前に来るといろいろと話しかけてしまう。
そのとき、何かがすう~と近づいてきた。周りの空気が冷たくなる。
「あちらの川浪さんからです」住職が静かな声で言う。
指されたほうをみると、若いご夫婦がこちらを見ている。
会釈をすると、女性のほうが話しかけてきた「お父さんが洋子さんと話がしたいと言うので」
ああ、川浪さんって幼馴染のヨッチャン。ということは、今ヨッチャンが隣にいるの?
試しに話しかけてみる「ヨッチャン?久しぶり」
すると頭の中に声が響く。「はは。久しぶりヨーコちゃん。卓三さん、ちょっとヨーコちゃん借りるよ」
住職がお酒をくれた。「どうぞ、ごゆっくり」
お供え物つまみに一杯やりますか。
その他
公開:18/08/20 15:42
スクー
あちらのお客様から幽霊
文章を書くのが大好きです。
ログインするとコメントを投稿できます