73. 記憶を失ったカードキーと花火大会

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今日は我が県最大の花火大会。
この地方で有名なのだがわが社も協賛しているので大会主催者から有料エリアでの招待券を二枚頂き営業課長から俺とMさんが指名されて観に来た。県内とはいえ我が町からは少し遠いので一泊の予定で。
16時頃ホテルにチェックインしちょっと休憩してから下のロビーで待ち合わせ会場に向かい、飲みながら花火を観覧していたらMさんが暑さとアルコールで気分が悪くなったと言う。
急いでホテルに戻り彼女を部屋に送り届け自室に戻るとカードキーが何故か故障していて何度やっても開かない。仕方なくフロントへ行き代わりのキーを受け取り部屋へ帰る前にふと差し入れをしようと思い付き買い物して彼女の部屋を訪ねた。
彼女は少し気分が回復したと部屋に入れてくれた。その頃ちょうど花火はフィナーレへ。彼女は窓辺に立った。
「見て見てキレ…」
そう言い終わらないうちに彼女にそっとキスをした。カードキーも課長もGJ‼
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公開:18/08/21 08:11
更新:18/08/21 22:41
記憶がないカードキー スクー

ことのは もも。( 日本 関東 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。

こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)

2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選

 

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