メイドの魔法2・4/4

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豚の角煮を口に詰め込まれた後、僕はこのことをどうミポリンに送ろうか迷っていた。ミポリンのアドレスをゲッツできた僕は、この機会に距離を縮めたいのだけれど、何せ僕は本物のオタク。女の子と会話も通信もせず大人になった。自慢じゃないが顔文字のチョイス一つ手短に終わらせられない生粋のコミュ障なのだ。
【何を馬鹿なことを考えている。とっとと話に行け】
「馬鹿野郎、そんなことしたら即死亡フラグ確定だろ!」
【フラグ?】
人間の心は、分からないか。僕はため息ついた。
「誰か僕をイケメンにしてくれないかな」
その時着信音が鳴った。彼女だ!
(ミポリンも僕と話したかったの?)
僕はすぐに着信を押した。
「あ、ミポリン?僕だよ僕、早く電話しなきゃって」
『初動が遅い!あんた今どこ?』
「家だけど」
『早く逃げて、悪魔の気配が』
その時、ママの悲鳴がした。
【ほう、これが死亡フラグ】
勉強になってる場合じゃない。
ファンタジー
公開:18/08/19 18:11
更新:18/08/19 18:11
ママは過保護 次回からそれらしく コミュ障のあるある物語 2は承 メイドの魔法2 オタク用語マシマシ

風月堂( 札幌 )

400文字の面白さに惹かれて始めました!
文字や詩のようなものを書くのが趣味です。
情緒不安定気味でアゲサゲ落差のひどい人間ですw
いろんな方々の作品を読んで、心を豊かにしていきたいです。

無料の電子書籍をつくりました。
『ショートショート作品集カプセルホテル【】SPACE』
a.co/1VIyjHz

『枇杷の独り言』
ショートショートコンテスト『家族』最優秀賞頂きました。

写真は全て自前でやっています(笑)

こちらで写真を紹介、ハガキにと販売しております!
https://minne.com/@sakoyama0705  - ハンドメイドマーケットminne(ミンネ)

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