メイドの魔法Ⅲ
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男は勝手にミポリンの隣に座った。
「お前さんはともかく、こんな小太りを巻き込んで何になる。相手の生活を考えろ」
「こいつは私の常連よ。勝手に口出ししないで」
「僕ちょっとトイレ」
二人が睨み合っている間に、僕はトイレに駆け込んだ。意味のわからない話にお腹が痛い。こんなのはラノベか薄い本でいい。
「ふう……」
腹痛から解放され、ホッと一息ついた時、頭上から黒い光が差し込んだ。
「お、お前は!」
【また相見えたな豚。我はアガナエル。貴様に栄養として取り込まれたようだが、精神はアストラル体として形成することに成功した。口惜しいが、貴様と融合して離れることが出来】
「オムライスのお化け!」
僕は二人の元に逃げ込んだ。
「助けて、オムライスが出てきた!」
【アガナエルだ!】
「お前、悪魔を喰ったのか?!」
絶句する男に、ミポリンが笑った。
「間違えて蘇らせたのを食べてもらったのよ」
「お前が悪魔か」
「お前さんはともかく、こんな小太りを巻き込んで何になる。相手の生活を考えろ」
「こいつは私の常連よ。勝手に口出ししないで」
「僕ちょっとトイレ」
二人が睨み合っている間に、僕はトイレに駆け込んだ。意味のわからない話にお腹が痛い。こんなのはラノベか薄い本でいい。
「ふう……」
腹痛から解放され、ホッと一息ついた時、頭上から黒い光が差し込んだ。
「お、お前は!」
【また相見えたな豚。我はアガナエル。貴様に栄養として取り込まれたようだが、精神はアストラル体として形成することに成功した。口惜しいが、貴様と融合して離れることが出来】
「オムライスのお化け!」
僕は二人の元に逃げ込んだ。
「助けて、オムライスが出てきた!」
【アガナエルだ!】
「お前、悪魔を喰ったのか?!」
絶句する男に、ミポリンが笑った。
「間違えて蘇らせたのを食べてもらったのよ」
「お前が悪魔か」
ファンタジー
公開:18/08/16 21:59
マスコットキャラはオムライス
悪魔(オムライス)を喰った男
勢いで書いてます
メイドの魔法
400文字の面白さに惹かれて始めました!
文字や詩のようなものを書くのが趣味です。
情緒不安定気味でアゲサゲ落差のひどい人間ですw
いろんな方々の作品を読んで、心を豊かにしていきたいです。
無料の電子書籍をつくりました。
『ショートショート作品集カプセルホテル【】SPACE』
a.co/1VIyjHz
『枇杷の独り言』
ショートショートコンテスト『家族』最優秀賞頂きました。
写真は全て自前でやっています(笑)
こちらで写真を紹介、ハガキにと販売しております!
https://minne.com/@sakoyama0705 - ハンドメイドマーケットminne(ミンネ)
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