８月○☆日_サマーキャンプ

１人で河原を眺めて泣いてたね。
なんでこんなところに１人でいるんだろうって。
夜になって、ふと寂しくなったのかな。

周りには仲間もたくさんいたのに、その時の君はきっと気づいていなかった。ただ目の前に母さんがいない、そのことだけが頭を占めていて。

何を話しても一点張りで帰りたいって。

だけど2人が呼びに来た。一緒にお風呂に入ろうって。３人で小さなお風呂でシャワーを浴びた。

お風呂から出てきたとき、君は涙が止まってた。君と一緒に入った1人が私に言ったんだ。「お風呂で汗も涙もきれいに流してきたから、もう大丈夫だよ」って。

大人じゃできない速度で仲良くなった君たちは、好きな女の子の事とか、ませたような、子どもらしいような話ばっかりだったのに。

こんな言葉が出てくるの、ちょっとびっくりして、感動したんだよ。

君たちは本当に手がかかるけど、素敵な心を持った、可愛い天使たち。