お題「空の話」
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あれはいくつのころだっただろう。
学校の屋上で体育祭の練習をやっていた時のことだった。
私はふと空を見上げた。
周りに高い建物などなかったので、目に映るのは雲と空ばかり。
どこまでも続いている青と、彩を添える白。
そこで私は、空に落ちる感覚を覚えた。
重力が逆さまになって、どこまでもどこまでも、空へと落ちていく感覚。
以来私は、嫌なことがあったり、気分が沈んだりすると、空へ落ちるようになった。
社会人になってバイクを覚えた私は、走りながら空の青さに夢中で落ちていった。
嫌なことがあった時ほど、アクセルをふかして、勢いよく空へと落ちていった。
そして、わたしは空へ墜ちた。
学校の屋上で体育祭の練習をやっていた時のことだった。
私はふと空を見上げた。
周りに高い建物などなかったので、目に映るのは雲と空ばかり。
どこまでも続いている青と、彩を添える白。
そこで私は、空に落ちる感覚を覚えた。
重力が逆さまになって、どこまでもどこまでも、空へと落ちていく感覚。
以来私は、嫌なことがあったり、気分が沈んだりすると、空へ落ちるようになった。
社会人になってバイクを覚えた私は、走りながら空の青さに夢中で落ちていった。
嫌なことがあった時ほど、アクセルをふかして、勢いよく空へと落ちていった。
そして、わたしは空へ墜ちた。
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公開:18/08/15 07:50
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