漫才ってなに１１

「サッカーやろうぜ！」
「いいぜ！」
「じゃあ、俺キーパーやるから、お前キーパーな」
「オーケー！　って、それ面白いんか！？」
「やべーたのしーあはははは」
「おい、戻ってこい！」
「なんですか？」
「おう、戻ってきた」
「私はどこにも行っていませんよ」
「お、おう」
「さあ、手を取り合いましょう」
「お、おう」
「ハンド！」
「サッカーまだ続いていたんかい！」
「俺はキーパーだからセーフー」
「ちょっと待て！　俺もキーパーじゃないんかい！」
「は？　二人ともキーパーだったらつまんないじゃん？　馬鹿なの？」
「お前が言ったんだろうが！」
「証拠は？　何時何分何秒？　地球が何回回った時？」
「小学生か！」
「ざーんねーん！　録音していました！」
「だったらお前の負けじゃねえか！」
「勝負はPKで決まるしー」
「わかったよ、やってやる」
「じゃあ俺Pな」
「お前PKの意味わかっていないだろ！」