幽霊としてスカウトされたハナシ
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友人たちと河原でバーベキューをしていた
濡れた石に足を滑らせて川に落ちてしまった
目を覚ましたが仲間の姿が見えない
真っ暗でとても静かだった
こちらの方に男性が歩いてくる
「この度は、大変お気の毒なことで」
とこちらに話しかけてくる
事情がわからない
どうやら、俺は川で溺れて死んでしまったらしい
一瞬信じられなかった
体の感覚がなくなっているし、石や木切れなど何も触ったりできないことに気づいた
男は、霊界のスカウトマンだと言った
少子化の影響で新人が減っているらしい
「貴方の任務は、この場所で霊現象を起こして事故を防いでほしいのです」
俺に幽霊になってほしいそうだ
「コツは、頑張りすぎないことです」
男は、言った
夜道を車が通ると姿を現したり、水中で足を掴んだりした
もちろん、酔っぱらいも見逃さない
幽霊の噂が広まり、肝試しに訪れる人が増えた
言っていた意味がやっと分かった
濡れた石に足を滑らせて川に落ちてしまった
目を覚ましたが仲間の姿が見えない
真っ暗でとても静かだった
こちらの方に男性が歩いてくる
「この度は、大変お気の毒なことで」
とこちらに話しかけてくる
事情がわからない
どうやら、俺は川で溺れて死んでしまったらしい
一瞬信じられなかった
体の感覚がなくなっているし、石や木切れなど何も触ったりできないことに気づいた
男は、霊界のスカウトマンだと言った
少子化の影響で新人が減っているらしい
「貴方の任務は、この場所で霊現象を起こして事故を防いでほしいのです」
俺に幽霊になってほしいそうだ
「コツは、頑張りすぎないことです」
男は、言った
夜道を車が通ると姿を現したり、水中で足を掴んだりした
もちろん、酔っぱらいも見逃さない
幽霊の噂が広まり、肝試しに訪れる人が増えた
言っていた意味がやっと分かった
ホラー
公開:18/08/12 22:21
ペンネーム
海山 道三
みやま どうさん
「文章千本ノック」の一環で超ショートショートを投稿させていただきます
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