秘密基地
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密猟を取り締まるために、定期的に森を見回っている。
いつものように見回りをしていると、森の奥に見覚えのない家がある。
水色の壁にベンチまでついている。いつの間にこんなのを建てたのだろう。
驚いていると、相棒がツカツカと寄って行った。そして思いっきり家を蹴った。
バタン!
なんと家が、いや、正確に言うと壁が倒れた。それは家ではなく、はりぼての壁だったのである。
「大方子供たちが秘密基地でも作ろうとしたんだろう」
倒れた壁を見やりながら相棒が言う。
「その壁、どうする?」
「まあ、ここに置いておいても特に問題は無いし、このままにしておくか」
数時間後、壁の前に一人の男が来た。イーゼルを抱えている。
倒れている壁を立て直すと、彼は少し離れたところで絵筆を動かし始めた。
いつものように見回りをしていると、森の奥に見覚えのない家がある。
水色の壁にベンチまでついている。いつの間にこんなのを建てたのだろう。
驚いていると、相棒がツカツカと寄って行った。そして思いっきり家を蹴った。
バタン!
なんと家が、いや、正確に言うと壁が倒れた。それは家ではなく、はりぼての壁だったのである。
「大方子供たちが秘密基地でも作ろうとしたんだろう」
倒れた壁を見やりながら相棒が言う。
「その壁、どうする?」
「まあ、ここに置いておいても特に問題は無いし、このままにしておくか」
数時間後、壁の前に一人の男が来た。イーゼルを抱えている。
倒れている壁を立て直すと、彼は少し離れたところで絵筆を動かし始めた。
その他
公開:18/08/12 21:45
北オーストリアの農家
文章を書くのが大好きです。
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