図書室での出来事
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県立高校、夏休み数日前の図書室
ほかの生徒も本を探しにくる体で涼みにきているのだろう
スポーツマガジンを手に取ると壁際のイスに腰掛けた
視線の隅に同級生のいずみの姿をとらえた
読むフリをしながら、無意識に視線を送る
いずみは、ボーイッシュでショートカットが似合っていた
はじめて同じクラスになったが、気になる存在だった
いずみが手に雑誌をとり、僕の席の向かいに座った
「よっ。こっちの先月号と、その今月号を交換してくれない?」
と、いずみが話しかけてきた
どうせ涼みにきてるだけだから交換した
「クイズね。いつもは柔らかいのに、私を見ると堅くなるのは、なーんだ」
いずみは、にこやかな笑顔で俺に問いかける
まさか・・
どうしよう・・
答えてもいいものか・・
「ぶっぶっー、時間切れ。答えは、あなたの表情でした」
とびきりの笑顔だ
「ごめん。君を意識してたみたい」
素直に答えていた
ほかの生徒も本を探しにくる体で涼みにきているのだろう
スポーツマガジンを手に取ると壁際のイスに腰掛けた
視線の隅に同級生のいずみの姿をとらえた
読むフリをしながら、無意識に視線を送る
いずみは、ボーイッシュでショートカットが似合っていた
はじめて同じクラスになったが、気になる存在だった
いずみが手に雑誌をとり、僕の席の向かいに座った
「よっ。こっちの先月号と、その今月号を交換してくれない?」
と、いずみが話しかけてきた
どうせ涼みにきてるだけだから交換した
「クイズね。いつもは柔らかいのに、私を見ると堅くなるのは、なーんだ」
いずみは、にこやかな笑顔で俺に問いかける
まさか・・
どうしよう・・
答えてもいいものか・・
「ぶっぶっー、時間切れ。答えは、あなたの表情でした」
とびきりの笑顔だ
「ごめん。君を意識してたみたい」
素直に答えていた
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公開:18/08/12 13:35
ペンネーム
海山 道三
みやま どうさん
「文章千本ノック」の一環で超ショートショートを投稿させていただきます
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