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「ワシも今年でもう50や。この歳でテディベアカットは痛いで〜。そう思わんか?」トイプーのまーさん。
「可愛いって飼い主さんが言ってくれるんだからいいじゃん」と僕。
「まーさんはまだいいよ。私なんか前毛パッツンだもん。萎えるわ」ヨークシャのクーちゃん。
「確かにパッツンは可哀想かな」
「ならなら、なんで言ってくれないの!本人が嫌がってますって」とクーちゃんはグゥーと威嚇体制。
僕は犬の言葉が分かるトリマー。
人間は知らないだけで彼ら彼女らの好みは結構うるさい。自分に合わないカットを飼い主さんから引き受けた時、僕は非難を受ける。
「本人が嫌がってますなんて言える訳ないだろう」
「じゃあさ、なんで俺はモヒカンカットなんだ?」ハスキーのシロが言ってきた。
「いや、それはちょっと僕もやってみたいなぁ...なんて思っちゃって」
はぁ?と鋭い牙を見せつけてきた。
すいません、黙って仕事します...
「可愛いって飼い主さんが言ってくれるんだからいいじゃん」と僕。
「まーさんはまだいいよ。私なんか前毛パッツンだもん。萎えるわ」ヨークシャのクーちゃん。
「確かにパッツンは可哀想かな」
「ならなら、なんで言ってくれないの!本人が嫌がってますって」とクーちゃんはグゥーと威嚇体制。
僕は犬の言葉が分かるトリマー。
人間は知らないだけで彼ら彼女らの好みは結構うるさい。自分に合わないカットを飼い主さんから引き受けた時、僕は非難を受ける。
「本人が嫌がってますなんて言える訳ないだろう」
「じゃあさ、なんで俺はモヒカンカットなんだ?」ハスキーのシロが言ってきた。
「いや、それはちょっと僕もやってみたいなぁ...なんて思っちゃって」
はぁ?と鋭い牙を見せつけてきた。
すいません、黙って仕事します...
ファンタジー
公開:18/08/13 16:07
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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