ハグの日

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とある街の片隅にひっそりと佇むオシャレなカフェ。
「こんなところにカフェなんてあったかな?」
何かに導かれるように、ふらり。

カランコロンカラン、カランカランカランッ!
ドアベルおかしくない?
なんて思う暇もなく「あ、ヤバイとこに来た」という直感。

はぐはぐはぐはぐ。
ぐはぐはぐはぐは。

マスターと思われる英国紳士風のちょび髭丸眼鏡のオッサンが奇っ怪な行動をしていた。

「あ、あのぉ……」
恐る恐る声をかける。
「あ、いらっしゃいませ。本日、八月九日はハグの日でございます。カップルの間では優しく抱き合う甘い日なんですよ。ほんと羨ましいですよね。ね。でもね、とある刑務所では特別な刑を執行されるのですよ……ふふふ」
いきなりの弾丸トークに面を食らう。おちつけ、私。
「特別な刑?」
「なんと、爪をですね……」

はぐはぐはぐはぐ。
ぐはぐはぐはぐは。

とりあえず私はハーブティを注文した。
その他
公開:18/08/09 12:35

壬生乃サル

まったり。

2022年…3本
2021年…12本
2020年…63本
2019年…219本
2018年…320本 (5/13~)

壬生乃サル(MiBU NO SARU)
Twitter(@saru_of_32)

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