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「今日はお一人なんですね」
「彼、忙しくて...」
「では、特別なカクテルをお作りしましょう」カマキリのバーテンダーが答えた。
バッタのお客様の前にシャンパンゴールドの泡が美しく光る、グラスが置かれた。
「こちらは貴女様をイメージしてお作りいたしました。蟻蜜ベースですので飲みやすいですよ」
「ほんと!素敵な飲み物ありがとう」
「貴女様にはいつも大切にしていただいておりますので」
「そういえば、この店はいつから?」
「遠い昔ですよ。実はこの店は虫かごなんです。竹で編んだ古風な逸品モノです。それを私が少し手を加えて・・・寝てしまいましたか。私の話が少し長すぎましたね」
カマキリは店の照明を落とし
「今宵は貴女様の貸切りといたしましょう。ゆっくりおくつろぎください」
と眠ってるバッタの肩にそっと上着を掛け虫かごから出て行った。
「満月かぁ」そう呟きながらフーと葉タバコはきだした。
「彼、忙しくて...」
「では、特別なカクテルをお作りしましょう」カマキリのバーテンダーが答えた。
バッタのお客様の前にシャンパンゴールドの泡が美しく光る、グラスが置かれた。
「こちらは貴女様をイメージしてお作りいたしました。蟻蜜ベースですので飲みやすいですよ」
「ほんと!素敵な飲み物ありがとう」
「貴女様にはいつも大切にしていただいておりますので」
「そういえば、この店はいつから?」
「遠い昔ですよ。実はこの店は虫かごなんです。竹で編んだ古風な逸品モノです。それを私が少し手を加えて・・・寝てしまいましたか。私の話が少し長すぎましたね」
カマキリは店の照明を落とし
「今宵は貴女様の貸切りといたしましょう。ゆっくりおくつろぎください」
と眠ってるバッタの肩にそっと上着を掛け虫かごから出て行った。
「満月かぁ」そう呟きながらフーと葉タバコはきだした。
ファンタジー
公開:18/08/08 05:54
更新:18/08/08 07:11
更新:18/08/08 07:11
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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