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ざわめく街の片隅で
若者が叫び、少女は戯れ、大人は嘘をつき、老人は弱り、犬は吠え、
そして自分は、

ここにいる自分は本当の自分なのだろうか、
それとも本当の自分は自分ではなくてあそこにいる人ではないのだろうか、

それとも自分は自分だとただ思い込んでいるだけで、本当は存在していないのではないか
などと 思いめぐらせて、

人間が人間でいることの、
動物が動物でいることの、
植物が植物であることの、
風景が風景であることの、
不思議と必然性と重要性と運命と、その全ての理由とを 知りたくて

ざわめく街の片隅で
神の造られた 地球のすべての善と悪と
そして自分というものの存在との 関連性を
今日もまた
自分という名の、頭を借りて 考えている。
その他
公開:18/08/08 01:00
更新:18/08/10 10:49

ことのは もも。( 日本 関東 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。

こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていきたいと思います(*^^*)

2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選

 

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