怪獣カニーラ

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怪獣カニーラは蟹の化け物だ。
たぶん放射能かなんかの影響で巨大化した蟹なのだろう。
真っ赤なボディーの外骨格は、そんじょそこらの自衛隊的な兵器ではびくともしなかった。
カニーラの最大の武器は「蟹光線」だ。
こいつを浴びると、人々の身体は真っ赤に染まり徐々に蟹のような姿へと変化する。
すっかり蟹になってしまうと、カニーラの子分的なものになり、いまでは日本の半分くらいは蟹人間たちに乗っ取られてしまった。

政府はこんな時のために用意しておいた人型決戦兵器、全高70メートルの太陽の塔ロボを出撃させた。
黄金の顔から照射される「縄文光線」がカニーラのボディーを緑に染める。
一方「蟹光線」も強力で、太陽の塔を逆に深紅に染め始めた。

太陽の塔の苦戦する中、自由の女神ロボが駆けつけた。
これでひと安心とみなが思っていたのもつかの間。彼女はどちらに味方するでもなく、傍観者の立場を決め込んだ──。
SF
公開:18/08/06 14:53
更新:18/09/17 16:21

渋谷獏( 東京 )

(੭∴ω∴)੭ 渋谷獏(しぶたに・ばく)と申します。 小説・漫画・写真・画集などを制作し、Amazonで電子書籍として販売しています。ショートショートマガジン『ベリショーズ』の編集とデザイン担当。
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