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「ママ〜無理だよ」
「無理じゃないの!頑張ってごらんなさい。ほら、ママが横にいてあげるから」
ゴボゴボゴボ。
「あっ!大変!」ママは水の中に沈みゆく我が子を急いですくい上げました。
朝からカエルの親子は猛特訓中。まだ水中を泳ぐことが出来ない我が子が心配でなりません。カエルにとって泳げないのは生命にもかかわる大問題。
そうだ!とママは一枚の葉っぱでビート板を作りました。
「あのね、この葉っぱはただの葉っぱじゃないのよ。ビート板と言って泳げるようになる魔法の葉っぱ。だからこれを持って泳いでごらん」
「う、うん」
子供は半信半疑で泳げるという魔法の葉っぱで泳ぎ始めました。
スイースイー、不思議な事に子供は泳いでいます。
「ママ!」
「じゃあ、魔法の葉っぱを離して」
ゴボゴボゴボ。
ママはこの夏、我が子をスイミングスクールに通わせることを決めたのでした。
「無理じゃないの!頑張ってごらんなさい。ほら、ママが横にいてあげるから」
ゴボゴボゴボ。
「あっ!大変!」ママは水の中に沈みゆく我が子を急いですくい上げました。
朝からカエルの親子は猛特訓中。まだ水中を泳ぐことが出来ない我が子が心配でなりません。カエルにとって泳げないのは生命にもかかわる大問題。
そうだ!とママは一枚の葉っぱでビート板を作りました。
「あのね、この葉っぱはただの葉っぱじゃないのよ。ビート板と言って泳げるようになる魔法の葉っぱ。だからこれを持って泳いでごらん」
「う、うん」
子供は半信半疑で泳げるという魔法の葉っぱで泳ぎ始めました。
スイースイー、不思議な事に子供は泳いでいます。
「ママ!」
「じゃあ、魔法の葉っぱを離して」
ゴボゴボゴボ。
ママはこの夏、我が子をスイミングスクールに通わせることを決めたのでした。
ファンタジー
公開:18/08/06 14:54
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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