非常口の人

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火事になっても、自分を犠牲にし人々に出口を示し続けなけばいけない。
こんなのおかしい。俺は俺の人生を生きてやる。
非常口の人A、脱走を決意。
ぴょーん
非常口のマークから飛び降りた。すたこらさっさ、逃げて行く。
自由だ、自由だ、ぴょーんぴょん。
彼は飛び跳ねて喜んだ。
次の日、
ボーボー
火事が起きた。昨日彼が逃げ出した施設だ。
「非常口はどこだ!」
「あそこだ!光っているぞ。」
彼がいなくても人は非常口を発見することが出来た。あのマークに人がいようといなかろうと光るからだ。それを見た彼は怒った。
くそ!俺がいようとなかろうと変わらないじゃんか。ふざけやがって!今まで消えていった仲間たちはなんだったんだ。人間はゴミだ。あんな奴ら滅ぼしてやる。
彼は人間を滅ぼすことに。しかし今の彼は弱い。彼は強くなるために修行の旅にでた。が、旅の道中車にひかれ死んだ。見えないんだよね。小さいから。
ファンタジー
公開:18/08/07 00:13

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