ヘイシル

7
49

知りたい知りたい知りたい。
知に対する無限の欲求。湧き上がる衝動。
そんな僕には心強い味方がいる。
シルさえあれば、答えがわからなくて、グルグルすることなんてない。
「ヘイシル」
「はい、なんでしょう」
シルは僕の呼びかけにすぐさま反応する。
「ここらへんで、うまい定食屋を教えて」
「進行方向そのまま555メートル先を右折すると、『定食UMA屋』があります。おすすめは、特製謎肉定食です」
このように、シルは僕の問いかけに対して答えを教えてくれる。
僕はシルが示してくれた道を進み、『定食UMA屋』へとたどり着いた。
「いらっしゃいませ! お客様一名様!」
「特製謎肉定食を一つ」
僕はシルおすすめの特製謎肉定食を頼む。

やがて、特製謎肉定食が来た。
まずは味噌汁をひとくち。
おっと、こぼしてしまった。
でも安心。僕にはシルがついている。
「ヘイシル。味噌汁がこぼれた。どうしよう」
「知るか」
その他
公開:18/08/06 23:43

undoodnu( 日本:東京23区 )

構成の凝った作品が好きです。

電子書籍「その影が追いたい undoodnuショートショート集Vol.1」発売中:
http://urx.red/RXbL

電子書籍「その電脳がハックしたい undoodnuショートショート集Vol.2」発売中:
http://urx.red/T8zJ

Twitter:
https://twitter.com/undoodnu

伏字31文字コンテストに入選しました:
https://twitter.com/fuseji31/status/1027747750023053313

働きたい会社 ショートショートコンテストに入選しました:
http://ur0.link/O4mY

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容