グルグルマップ
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僕は方向音痴だ。でも大丈夫。グルグルマップさえあれば、道が分からなくても、グルグルすることなんてない。
一番正しい良い道を教えてくれる。
それにしても彼女は遅いなぁ。もう待ち合わせ時間を20分も過ぎている。あ、彼女から電話だ。
「ちょっとどこにいるのよ」
「え?青梅だよ」
「は?何?青海で待ち合わせでしょ!天然ボケにも程があるわよ」
「え、え?ごめ…」
ああ、切られた。
どうしよう。僕はグルグルマップを開く。
「僕は青海と青梅を間違えて、彼女を怒らせたよ。どうしよう」
グルグルマップは答えた。
「それで良いのです。あなたには彼女は似合わない。これがきっかけとなり、彼女とは徐々に距離が開き、別れるでしょう。これが正しい道です」
「じゃあグルグルマップ僕は今からどうすればいい?」
「青梅に来たのは運命。これから運命の出会いまでご案内します」
僕は道に迷わない。グルグルマップがついてるから。
一番正しい良い道を教えてくれる。
それにしても彼女は遅いなぁ。もう待ち合わせ時間を20分も過ぎている。あ、彼女から電話だ。
「ちょっとどこにいるのよ」
「え?青梅だよ」
「は?何?青海で待ち合わせでしょ!天然ボケにも程があるわよ」
「え、え?ごめ…」
ああ、切られた。
どうしよう。僕はグルグルマップを開く。
「僕は青海と青梅を間違えて、彼女を怒らせたよ。どうしよう」
グルグルマップは答えた。
「それで良いのです。あなたには彼女は似合わない。これがきっかけとなり、彼女とは徐々に距離が開き、別れるでしょう。これが正しい道です」
「じゃあグルグルマップ僕は今からどうすればいい?」
「青梅に来たのは運命。これから運命の出会いまでご案内します」
僕は道に迷わない。グルグルマップがついてるから。
その他
公開:18/08/06 22:50
人間界で書いたり読んだりしてる骸骨。白むうと黒むうがいます。読書、音楽、舞台、昆虫が好き。松尾スズキと大人計画を愛する。ショートショートマガジン『ベリショーズ 』編集。そるとばたあ@ことば遊びのマネージャー。
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