60. ○○推しのケーキ屋さん

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最近は暑すぎるので店の売り上げは残念ながら急降下。
そんなある日発注ミスで塩(有塩)バターが大量に届き返品は出来ないと言われ凹んだ。
結局一人残りレシピを考えることに。ケーキには無塩のを使うのでそれはできない。
『なぁ』
「えっ?」
突然一つの塩バターが私に話しかけてきた。
私はあり得ない出来事に固まった。
『そこで普通にクッキーに使おうとか考えてへんやろな?』
確かにクッキーにしようかと思っていた。それなら塩分を生かせるからだ。
「でも急には思い付かないし…」
そう言った直後熱中症で意識が一時遠退いた。
今のは全部夢?まさかバターがしゃべらないよね?
だが次の瞬間塩バターが自らの身を挺し塩バター飴を作成し口に入ってくれた。
『上手い(旨い)やろ?』

お蔭で私は直ぐに回復でき残りの塩バターたちにも同じくオリジナルの飴になってもらった。

塩バター飴推しで8月からは売り上げが回復しそうだ。
ファンタジー
公開:18/08/05 09:00
更新:18/08/05 19:21
そるとばたあさんへ 愛を込めて

ことのは もも。( 日本 関西 )

日本語が好き♡
18歳の頃から時々文章を書いています。
短い物語が好きです。
どれかひとつでも誰かの心に届きます様に☆
感想はいつでもお待ちしています!
宜しくお願い致します。

こちらでは2018年5月から書き始めて、2020年11月の時点で300作になりました。
これからもゆっくりですが、コツコツと書いていこうと思います(*^^*)

2019年 プチコン新生活優秀賞受賞
2020年 DJ MARUKOME読めるカレー大賞特別賞受賞
2021年 ベルモニー縁コンテスト 入選

カントー地方在住
 

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