田丸先生のお話(フィクション)

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「田丸ちゃーん、次の企画どうしよっか?」
今回のショートショートガーデンの企画会議が始まった。いつも企画出しは僕に丸投げされる。何か捻くれた企画をやってみたい。そうだ、コンテストの最優秀作を単行本に載せちゃうっていうのはどうだろうか? 出版もしちゃう。太田先生も巻き込みたいな。田丸・太田、田丸太田……丸太? 丸太といえば、材木。材木といえば家だ。僕の曾祖父は大工をやっていた。その昔、海外で家を作ったこともあるという。その写真を見せてもらった記憶がある。農家が住む、自然豊かな青い家だった。そういえば、とある画家がその家をモチーフにした絵画を描いたという話を聞いたことがある。曾祖父の作品が時を越えて、現代に残っているという。僕は運命的な繋がりを感じた。過去から現代へ紡がれた一枚の絵画が、物語となって未来へと紡がれていく。一枚の絵画から創造される物語。僕は物語を紡いでほしい。この不思議な世界で。
ミステリー・推理
公開:18/08/05 02:09

undoodnu( カントー地方 )

構成の凝った作品が好きです。
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