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火星で生まれて
火星で育った。
それなのに
この息苦しさは
なんだろう。
僕は火星に住んでいる。
僕の仕事は、火星にはない水を作るための素材を、星の外に取りに行くことだ。
「よし、頼んだぞ」
僕だけが感じている違和感。また同じ1日が始まる。
ところが今日は違った。
いつもの通り星を飛び出したその時、目の前が突然真っ白よりも白くなった。
突然起きた出来事。
後から知ったが彗星が火星にぶつかったのだ。
気づくと宇宙を自分が遥か遠くまで駆け抜けているのを感じた。
でも、身体を動かしはしなかった。
「どうなってもいい。このまま何処へだって行ってやる」
銀色の星たちが動いてるのか自分が動いているのか、もう判断がつかなかった。
目が醒めると、緑の大地と青い空。
見たこともない世界。
「あぁ、やっと息ができる」
僕は笑った。
そして宇宙マスクに手をかけるー
火星で育った。
それなのに
この息苦しさは
なんだろう。
僕は火星に住んでいる。
僕の仕事は、火星にはない水を作るための素材を、星の外に取りに行くことだ。
「よし、頼んだぞ」
僕だけが感じている違和感。また同じ1日が始まる。
ところが今日は違った。
いつもの通り星を飛び出したその時、目の前が突然真っ白よりも白くなった。
突然起きた出来事。
後から知ったが彗星が火星にぶつかったのだ。
気づくと宇宙を自分が遥か遠くまで駆け抜けているのを感じた。
でも、身体を動かしはしなかった。
「どうなってもいい。このまま何処へだって行ってやる」
銀色の星たちが動いてるのか自分が動いているのか、もう判断がつかなかった。
目が醒めると、緑の大地と青い空。
見たこともない世界。
「あぁ、やっと息ができる」
僕は笑った。
そして宇宙マスクに手をかけるー
SF
公開:18/08/01 01:15
更新:18/08/01 11:21
更新:18/08/01 11:21
#これは誰かの物語
持田瀞(とろもち)です。
小説描くのが好きです。
ショートショートも、長編も、とろとろもちもち一歩ずつ。
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