喧しいお客様
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その日、美術館ではいつもの静けさを忘れたかのように騒がしくあった。
1枚の絵の前でどこからかやって来た小さな鳥の大群が騒いでいるのだ。
ギャーギャー。ギュルギュル。ミチミチ。
その異様さに係員は尻込む。だが警備員は勇敢に立ち向かった。
すると警備員に気付いた一羽が仲間に危険を知らせたのか、鳥は蜘蛛の子を散らすかのようにバラバラに散っていった。
あとに残されたのは大量の糞。そして汚された「北オーストリアの農家」の絵。
床掃除を始める係員と鳥を追い出す警備員。
警備員は鳥を全て追い出し、係員もあとは絵を綺麗にするだけだ。
改めて汚された北オーストリアの農家を見る。
ん?「クリムト作」が「クリムド作」になっている。
クリムド…そう言うことか!
並べ替えるとそれはムクドリ。
奴らの習性を考えると、この絵の中に住みたいと魅力を感じるのも頷ける。
まったく…クリムトも厄介な作品を描いてくれたものだ。
1枚の絵の前でどこからかやって来た小さな鳥の大群が騒いでいるのだ。
ギャーギャー。ギュルギュル。ミチミチ。
その異様さに係員は尻込む。だが警備員は勇敢に立ち向かった。
すると警備員に気付いた一羽が仲間に危険を知らせたのか、鳥は蜘蛛の子を散らすかのようにバラバラに散っていった。
あとに残されたのは大量の糞。そして汚された「北オーストリアの農家」の絵。
床掃除を始める係員と鳥を追い出す警備員。
警備員は鳥を全て追い出し、係員もあとは絵を綺麗にするだけだ。
改めて汚された北オーストリアの農家を見る。
ん?「クリムト作」が「クリムド作」になっている。
クリムド…そう言うことか!
並べ替えるとそれはムクドリ。
奴らの習性を考えると、この絵の中に住みたいと魅力を感じるのも頷ける。
まったく…クリムトも厄介な作品を描いてくれたものだ。
公開:18/07/30 19:31
元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。
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