エビフライ・ラプソディー

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ある日の夕ご飯にソイツはやってきた。


お絵かきで私がよく使うクレヨンの色した衣が艶っぽい。

先っぽにホヨヨンと付いている尾っぽに私の心はもうメロメロ。

お絵かき上手の私でも真似できないソイツの描く曲線美。

しっかりと目に焼き付けておかなくっちゃね。


ああ、上に乗せてもらって、キャベツの草原を駆け出したいわ。

やがて現れるブロッコリーの森を超えたらそこはプチトマトの丘。

頂上から眺めるキャベツの草原がとても素敵ね。


それからそれから・・・、あっ!

ーーーおっ、食べないなら俺がいただき〜!ーーー

突然、空に舞い上がり兄の口に収まっていく、エビフライと私の夢。

「一番のお気に入りだから最後に食べようと思っていたのに!」

お返しに兄のお気に入りを横取りする私。


ーーーそれ苦手で残したんだよ〜、食べてくれてありがとうな!ーーー


どうして感謝されてるの!私!
その他
公開:18/07/30 11:21
更新:18/08/27 13:41

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