誰も悪くない話

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お正月。こまを回す。糸を巻き巻き、
クルクルクル
コマ、回る回る。
ポッ
ん、これはなんの音だろう。そう、地球がコマに惚れた音だ。コマがカッコよかったので、地球はコマの真似をしたくなった。
このとき、コマは時速50キロで回転していた。よってそれを真似た地球も時速50キロで自転し始めた。
通常地球は約1700キロで自転している。しかし我々は何も感じない。それは我々の周りの全てが同様に動いているため。100キロで走る自動車に乗っているときなにも感じないのと同じ原理だ。しかし、100キロの自動車が突然止まったら慣性の法則により、私たちは100キロで移動し続けようとし、前に吹っ飛ぶ。
このとき、同じことが起こった。1700キロで自転していた地球が突然50キロで自転し始めたのだから。
地球上の全てものはぶっ飛びだいたいのものは滅んだ。コマもぶっ飛び、壊れた。地球は悲しみ泣いた。ちきゅちきゅきゅ。
SF
公開:18/07/30 07:21

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