失恋焼肉
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友人から勧められた焼肉屋を予約した。先日彼氏に振られたための傷心焼肉だ。
暗めの個室に案内され緊張しながら席に着く。
メニューはなくコース料理のようにどんどんお肉が運ばれる。
1人だと話す相手もいないから必然的にもくもくと食べてしまう。気づいたら彼氏と過ごした日々を思い出していた。家でダラダラしたことも旅行に行ったことも、くだらない話で笑いあったり喧嘩したり別れを告げられた日のことも頭を巡ってくる。
別れた原因は浮気だった。それでも付き合っていたいくらい好きだったけど、向こうは別れるとしか言ってくれなかった。
最後の方は泣きながら肉の一切れ一切れに想いを馳せ私は完食した。これからは前を向いて歩いていけそうだ。
個室を出てお会計をする。
レシートには彼氏の名前と一式という表記があり思わず微笑んでしまう。
少し高かったが、これで彼氏の肉は私に吸収され二度と離れられなくなるのだ。
暗めの個室に案内され緊張しながら席に着く。
メニューはなくコース料理のようにどんどんお肉が運ばれる。
1人だと話す相手もいないから必然的にもくもくと食べてしまう。気づいたら彼氏と過ごした日々を思い出していた。家でダラダラしたことも旅行に行ったことも、くだらない話で笑いあったり喧嘩したり別れを告げられた日のことも頭を巡ってくる。
別れた原因は浮気だった。それでも付き合っていたいくらい好きだったけど、向こうは別れるとしか言ってくれなかった。
最後の方は泣きながら肉の一切れ一切れに想いを馳せ私は完食した。これからは前を向いて歩いていけそうだ。
個室を出てお会計をする。
レシートには彼氏の名前と一式という表記があり思わず微笑んでしまう。
少し高かったが、これで彼氏の肉は私に吸収され二度と離れられなくなるのだ。
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公開:18/07/28 18:51
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