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たまには息子と二人、こうして釣りに来るのもいい。
ここは私の秘密の釣り場。そこで男同士語らうとするか。
「…釣れないね」
つまらなそうに言う息子。
おかしい。眼下を臨めば魚は悠々と泳いでいる。これで釣れないわけがない。
「道具が悪いんじゃないの?」
そう言って私のお古の釣り道具を振る息子。
「…やっと来た!」
見ると息子に当たりがあった。
それを機に息子はどんどん釣り始める。楽しそうで何よりだ。
ただ、私は依然ボウズだ…
「お父さん釣れないね…」
息子が気を効かし、竿を交換するも依然私にだけ当たりがない。
これはマズい。ここに来るまで私は息子に散々釣りの武勇伝を聞かせた。
何とか父の威厳を見せなくては!
そう思っているとやっと私にも当たりが来た。
これはデカいぞ!勢いよく竿を引く!
見事に餌だけを食われていた。
「お父さん…勘と腕が悪くなったんじゃない?」
そういうお前は口が悪くなったな…
公開:18/07/29 19:01

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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