だったらやっぱりわちゃわちゃしたい。

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ある日、とあるお寺に参った帰りに仏様にこうお願いした。
「仏様、ストレスも不安も悩みも何もない世界に行きたいです」
すると不思議なことに耳元で小さな声が聞こえた。

「何もないという世界を君は知っているのかな」

私は両手を合わせて目を閉じたまま、一瞬空耳かと考えたけれど
これはきっと仏様の声だと思って「はい、無の世界です」と心の中で答えた。

仏様は「うむ」と頷いて「これから言う事をよくよく想像してみなさい」
と優しく囁いた。

「悩みも不安も無い世界には君を邪魔する人はいない、君をイラつかせる人も、気を使う人もいない。スタイルが気になるし食欲もなくそう、そもそも心があるから一喜一憂するのだから、いっそ心を無くしちゃおう。無に。ゼロね。そしてただ静かに音もない色もない空間にずーーっと漂う、どう?」

どう?を聞くはるかに前から心は固まっていた。

「前言撤回、ストレス上等で頑張ります」
公開:18/05/16 00:19

二十一 七月

にそいち なながつ

まずは100話お話を作るのが目標です。

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