ああもう

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仕事を片付けるため屋敷中を歩き回るわたしの背を追い掛け、主は困ったような声色で謝罪を繰り返す。

ごめん、悪かったよ、許して。

その表情を見てもいないのに想像できて、少し嫌になる。

ああもう、と身を翻したわたしに驚く主に、籠を放った手を広げる。

許してほしいのなら、抱きしめて、接吻をして。
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公開:18/05/17 08:15

きざはし

140字小説を書いています。
http://twitter.com/kuruizaki63

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