夢を与える猫
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「ちょっと、ちょっと、おみゃーさん」
振り向いてみたが、誰もいない。
足元に、トラ猫がいる。
猫が喋っている??
「わしだて。おみゃーさんに、話しかけたのは。おみゃーさん、寝不足に見えたんで、声かけたんだわ」
ずっと悪夢続きで、眠れていない。そのため、何故、猫の言葉がわかるのだ?という疑問がどうでも良くなった。
「何で猫が名古屋弁喋っているの?」
猫に聞いてみた。
「名古屋弁じゃにゃーて、猫語だわ」
猫は答えた。
どこかの市長みたいだ。
「何か用、猫さん」
「あんたに、わしの夢をあげようかなと思ってな」
それが本当なら、悪夢から解放される。
「じゃあ、もらえないかな」
「よし、ほんなら、今日から毎晩、わしの夢を見て寝やー」
猫の夢って何だろう。そう思い、その日は寝床についた。見た夢は、一日中寝ている夢だった。
その日から、ぐっすり眠れるようになった。
振り向いてみたが、誰もいない。
足元に、トラ猫がいる。
猫が喋っている??
「わしだて。おみゃーさんに、話しかけたのは。おみゃーさん、寝不足に見えたんで、声かけたんだわ」
ずっと悪夢続きで、眠れていない。そのため、何故、猫の言葉がわかるのだ?という疑問がどうでも良くなった。
「何で猫が名古屋弁喋っているの?」
猫に聞いてみた。
「名古屋弁じゃにゃーて、猫語だわ」
猫は答えた。
どこかの市長みたいだ。
「何か用、猫さん」
「あんたに、わしの夢をあげようかなと思ってな」
それが本当なら、悪夢から解放される。
「じゃあ、もらえないかな」
「よし、ほんなら、今日から毎晩、わしの夢を見て寝やー」
猫の夢って何だろう。そう思い、その日は寝床についた。見た夢は、一日中寝ている夢だった。
その日から、ぐっすり眠れるようになった。
ファンタジー
公開:18/05/17 03:03
文化センターで、ショートショート講座を受け始めました。
初心者ですが、よろしくお願いします。
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