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あるところに非常に負けず嫌いなお嬢様がおりました。彼女の負けず嫌いというのは、「本気を出して負ける」ということを異常に嫌うがために、勝負で一度不利に感じると「私、負けましたわ」とすぐ降参してしまうのでした。お嬢様は、スポーツ、ギャンブル、全ての勝負事で勝ったためしがありません。
そんなお嬢様をみて二人の召使いは言いました。
「私負けましたわ、なんて言うから状況がいつまで経ってもひっくり返らないんだよ」
「ひっくり返ったって同じことだよ。『私、勝ちましたわ』って言うなら、勝ち続けることは難しくても、ずっと負け続けるだけなんてないのに」
お嬢様は地獄耳でした。
次の日、お嬢様はポーカーをしました。配られたカードをみて、いつもの言葉が出そうになりました。しかしお嬢様は「私、勝ちましたわ」と言いました。強気な言葉に召使い達は驚き、みな勝負を降りました。こうしてお嬢様は初めて勝負に勝ったのでした。
そんなお嬢様をみて二人の召使いは言いました。
「私負けましたわ、なんて言うから状況がいつまで経ってもひっくり返らないんだよ」
「ひっくり返ったって同じことだよ。『私、勝ちましたわ』って言うなら、勝ち続けることは難しくても、ずっと負け続けるだけなんてないのに」
お嬢様は地獄耳でした。
次の日、お嬢様はポーカーをしました。配られたカードをみて、いつもの言葉が出そうになりました。しかしお嬢様は「私、勝ちましたわ」と言いました。強気な言葉に召使い達は驚き、みな勝負を降りました。こうしてお嬢様は初めて勝負に勝ったのでした。
青春
公開:18/05/17 10:00
更新:18/05/17 00:16
更新:18/05/17 00:16
読んでいただきありがとうございます。
話のおもしろさ云々はひとまず置いといて、とりあえず一本完結させることを重視して書いてます。
朗読ラジオ「月の音色リスナー」です(^o^)/
低浮上中なのでコメント返し遅れるかもですが必ずお返しします。
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