優しさ

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しがらみなんてそんなもの、棄ててしまえばいいと、彼女はいつものあっけらかんとした調子で言った。

そんなことできるわけないと喚く私に彼女は、泣いちゃうくらいなら、苦しみに悶えるくらいなら、棄ててしまったほうがずっといいと私の肩を撫でる。

慈愛に満ちたその顔が、噫、今の私には辛いのです。
その他
公開:18/05/14 11:00

きざはし

140字小説を書いています。
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